免疫療法でのがん治療なら東京キャンサークリニックの癌治療自己脂肪組織由来間葉系幹細胞による再生医療(慢性疼痛の緩和)

自己脂肪組織由来間葉系幹細胞による再生医療(慢性疼痛の緩和)

当院で提供する脂肪幹細胞治療は、法令を遵守し、厚生労働大臣認定再生医療等委員会での審査・承認を経て、厚生労働省へ第二種再生医療提供計画の届出を行い実施しています。

慢性疼痛について

痛みを感じる仕組み

ケガや疾患による組織の損傷が起こると、その部分の痛みのセンサーが作動し、電気信号となって神経を介して脳に到達します。脳はこの信号を処理し、あなたがケガをしているというメッセージを送信します。痛みを感じるのはこの一連の神経を介したメッセージからのものです。

慢性化する痛み

打撲や火傷などケガをすると、体に異常があることを知らせるために“痛み”がおこります。そして通常そのケガが治ると痛みも治まります。この痛みを急性疼痛といいます。

しかし、痛みのきっかけとなった大元の病気やケガが回復しているにも関わらず、痛みが3か月~6か月以上続く、または慢性疾患や治らないケガに伴って長期にわたり持続する痛みのこと慢性疼痛といいます。

なぜ慢性疼痛がおこるのか

痛みが消えない原因は、痛みを感じる仕組みに関わる神経細胞やグリア細胞に異常が起き、わずかな刺激で痛みを感じるなどの誤作動が起きるため、また、サイトカインにより炎症を起こし周囲の細胞を刺激するためと考えられています。

慢性疼痛の緩和のための治療

慢性疼痛の治療には原因疾患ごと、症状ごとに、薬剤治療、理学療法や精神療法などさまざまな治療の選択肢があります。慢性疼痛は標準的な治療で効果が見られることもありますが、原因が分からず有効な治療がない場合や原因は分かっていても既存の治療で慢性の疼痛を取り除くことができない場合もあります。

長期的な痛みは日常生活や社会生活を困難にし、そのことが精神的な悪影響を及ぼしてさらに痛みが悪化してしまう悪循環に陥ることが知られています。このような難治性の慢性疼痛に対し当院では標準的な治療をされても慢性の疼痛を取り除くことができない方を対象に、治療の選択肢の一つとして再生医療をご提案しています。

この治療で使用する患者さまご自身の間葉系幹細胞は、損傷を負った細胞の信号に反応して損傷部位に誘導されていく「ホーミング」として知られている能力と、多様な細胞に分化する能力、炎症を抑える能力、免疫バランスを調整する能力があることが報告されています。

自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を使った再生医療とは、患者さまご自身の脂肪組織から取り出した間葉系幹細胞を培養し静脈点滴により投与することで、ホーミングにより間葉系幹細胞が損傷組織に誘導され、損傷部位の修復や炎症抑制に働き、慢性疼痛の症状を改善することを目的とした治療です。

投与数日後から間葉系幹細胞により分泌されるサイトカインなどにより、炎症を抑える効果が表れ、2~3週間継続すると考えられています。投与した間葉系幹細胞はその後体内組織に生着すると考えられています。

治療の流れ

1.初診

患者さまの病状や治療歴、現在の身体的情報などを詳しくお伺いし、自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を使用した治療についてご説明いたします。

※臨床応用されて間がないため、効果の予想が困難なケースもあり、必ずしも全ての患者さまに効果を保証するものではありません。患者さまが改善されたい症状に対して、有効性と安全性を検討した結果、他の治療方法が優先される場合には、本治療以外の治療方法をお勧めすることがあります。

2.事前検査

感染症とバイオマーカー検査のための採血と痛みの評価検査を行います。
※検査結果の判定には約1週間かかります。

3.治療適応の確認後、脂肪組織の採取

腹部などから局所麻酔下で長さ2cm以下の小切開を加え、脂肪組織を採取します。
また、細胞培養に用いる血漿成分を得る目的で、採血(採血管2本)を行います。
止血の後にご帰宅いただきます。

4.投与

脂肪組織の採取から約5週間後に、培養・増殖したご本人の幹細胞を静脈点滴による投与。所要時間30分~60分。
細胞数により2回に分けて点滴する場合もあります。

5.経過観察と治療の評価

投与から3か月後・6カ月後・1年後に、経過をみる目的で、ご容態について問い合わせや、来院による問診・診察をさせていただきます。

本治療の評価は、対象疾患等の治癒と改善の程度をVAS, NRS, PDASなどの疼痛スケールとともに検証します。

副作用

  • 間葉系幹細胞の静脈投与に関する重篤な有害事象は報告されておりません。 しかし、 投与後5 年以降の長期的な影響はまだわかっておりません。
  • 脂肪採取の皮膚切開に伴い、出血、創部の感染、傷跡やヒキツレなどが起こることがあります。
  • 静脈投与で、塞栓(血管の詰まり)が生じたとする報告があります。
  • 可能性のある有害事象として、アレルギー反応、腫れ、呼吸困難、ひどい皮膚発疹、肝臓または腎臓の障害、心拍リズムの変化などの報告があります。
  • 投与後の発熱、眠気が出現することがあります。

治療を受けられない方

  • 脂肪採取時に使用する麻酔薬など特定の物質に対する過敏症のある方
  • アレルギー症状を起こした経験がある方
  • 感染症( HIV または HTLV-1 )を発症している方
  • 妊婦中・授乳中の方
  • がん患者及びがん既往者
  • 18歳未満の方

治療費

(税込)

初診時
事前検査費(問診・診察、一般血液検査、感染症検査含む
16,500円
幹細胞治療治療費 点滴1回
(診察料、脂肪採取、幹細胞培養加工費および投与料含む)
2,200,000円
2回に分けた場合の点滴2回目
(診察料、幹細胞保管・調整、および投与料含む)
1,100,000円

※健康保険適用外の診療のため、全額自己負担となります。
※価格は技術の進展とともに、予告なく変更する場合がありますことを、予めご了承ください。