【執筆・監修】 阿部 博幸
東京キャンサークリニック理事長
医学博士
一般社団法人国際個別化医療学会理事長
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様に支えられ乗り越えることができました。
心より御礼申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
スタッフ一同、皆様の健康とご多幸を祈念しております。
あなたの健康法は?
さて、年の初めというと「今年1年も健康で過ごせますように」という気持ちがわくものですが、皆さんは健康のために実践されていることはありますか?
もしも健康法について尋ねられたら、さっとお答えできる何かをお持ちですか?
私は職業柄なのか、健康そうに見えるのか、健康法は何ですかと尋ねられることがあります。
幸いなことに80を過ぎた今も患者さんを診させていただいていますので、私は健康な人という分類になるのかも知れませんが、いざ、その秘訣はと問われると「・・・・」、しばし考えてしまいます。
「健康のために」○○しています、○○食べています、など日頃意識をしていないのです。
しかし、はたから見ると80を過ぎても仕事をしているのだから、なにか秘訣があるのだろうと、期待なさって健康法をお尋ねくださるのだろうと思います。
そんな先方の期待を察知して、取材依頼の電話をとるスタッフは大抵「記事になるような面白そうなことや、特別なことはしていないと思いますよ」と、適当に生きている(ように見えるらしい)私を横目で見つつ、先方が無駄足を踏まないようにとやんわりお断りしようとするのです。
「それでも構いません」と言ってくださった週刊ポストさんが、昨年の11月に取材してくださりその記事を掲載してくださいました。
日々の生活の棚卸し
こうして自分の健康法についてお話しする機会を得ますと、慌てて日々の生活を振り返り、長年続けていることから最近始めたことを頭の中でリストアップしてみます。そうして健康維持につながっている習慣、逆に悪い習慣の棚卸しをしてみます。
私の場合、先の週刊ポストさんにお話ししたように、次のことが健康につながっていると思いました。
- 患者さんを診させていただいている。(仕事を続けている。週に5~6日勤務。)
- 規則正しい生活。(毎日朝5時起床、夜10時に就寝。)
- 1日3食派。(好き嫌いなし。)
- 体重・血圧・脈拍を毎日測定。(病気の予兆を見逃しません。)
- スクワット、ストレッチ、深呼吸を日課に。(我流です。)
- 心の健康に美術鑑賞やサックス演奏。(ストレス解消。)
特別なことなど何もありませんが、健康は1日にしてなるものではありませんので、小さなことの毎日の積み重ねが今に繋がりますからね。
反対に健康の足を引っ張るものに、糖質の摂り過ぎがありました。
- 大好物の果物を食べ過ぎ。
- 甘いものがあるとつい食べてしまう。
今回健康法を問われたことで、自分の生活を客観的に見直す機会を得られて良かったと思いました。皆さんも是非生活の棚卸しをして、今年1年が最高に健康であったと年の瀬に思えるよう、日々をお過ごしいただければと思います。
私も出来るだけ糖質を控えつつ、マイペースで健康につながる毎日を過ごしていくようにいたします。
週刊ポストの記事はこちらから
東京 九段下 免疫細胞療法によるがん治療
免疫療法の東京キャンサークリニック
tokyocancerclinic.jp
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1丁目3-2 曙杉館ビル9階
TEL:0120-660-075