知的財産(特許)

当院では、免疫細胞療法および関連技術に関する研究・開発の過程で得られた成果の一部について、知的財産として特許取得を行っています。

これらの特許は、診療や研究の現場で蓄積された知見をもとに、医療技術の安全性や再現性の向上、ならびに研究成果の適切な保全を目的として権利化されたものです。

特許の取得は、特定の治療効果や成績を示すものではなく、当院が行ってきた研究・学術活動の一側面として位置づけられています。

保有特許一覧

単球増殖剤、単球増殖用培地、単球の製造方法、樹状細胞の製造方法、及び樹状細胞ワクチンの製造方法

本特許は、アフェレーシスを用いず少量の末梢血から単球を効率的に培養・活用することにより、樹状細胞を活用した免疫細胞療法における製造プロセスの効率化と患者負担の軽減を図る技術です。

日本特許 第5577472号(登録日:平成26年7月11日)
米国(US 9,303,247 B2)、欧州(EP 2749639 B1)を含む11か国・地域で特許登録

単球またはNK細胞を入手する方法

本特許は、少量の末梢血から単球とNK細胞を同時に分離・増殖する方法を確立することで、複数回にわたる免疫細胞療法を、患者の身体的負担を抑えながら継続的に実施することを可能にした技術です。

日本特許 第5856025号(登録日:平成27年12月18日)
米国(US10,113,148 B2)、欧州(EP2881462)を含む11か国・地域で特許登録

間葉系幹細胞を未分化増殖させる方法、および間葉系幹細胞を濃縮する方法

本特許は、間葉系幹細胞を未分化な状態で増殖・濃縮する技術を確立し、再生医療における細胞製造の安定性と実用性を高めることを目的としたものです。

日本特許 第5856029号(登録日:平成27年12月18日)
米国(US9,670,461 B2)、欧州(EP2891713)を含む9か国・地域で特許登録

免疫細胞含有組成物の製造方法及び癌治療用組成物

本特許は、単核球からNK細胞・NKT細胞・T細胞をバランスよく分化・増殖させた免疫細胞含有組成物を効率的に製造する方法を確立し、患者負担を抑えつつ免疫細胞療法の実用性を高めることを可能にした技術です。

日本特許 第5997296号(登録日:平成28年9月2日)
米国(US10,160,952 B2)、欧州(EP2947144)を含む9か国で特許登録

当院の知的財産について

当院が保有する特許群は、免疫細胞療法に関する基礎研究および臨床経験の蓄積を背景として取得されたものです。
これらの技術は、研究・製造・品質管理の各段階における考え方や体制づくりに反映されており、現在の診療体制を支える基盤の一つとなっています。